2015年2月6日金曜日

現代川柳ヒストリア+川柳フリマ

今回は時評ではなくて宣伝・広報となるが、ご了解いただきたい。

今年の5月17日(日)、大阪・上本町の「たかつガーデン」で川柳のフリーマーケットを開催することになった。次に掲げるのはその挨拶文。

近年、現代川柳の句集の出版が盛んになってきました。
インターネットなどで注文することができますが、句集の作者と読者が直接交流できる場はそれほど多くありません。
一方で「文学フリマ」が開催され、短歌や俳句、現代詩やアニメなどの出版物を求めて読者が集まる状況が生まれています。川柳でも、句会・大会以外に不特定の人たちが集まって交流するという場がもてないものでしょうか。
現代川柳の歩みをふりかえりつつ、句集やフリーペパーを仲立ちとする交流の場を求めて、次のような集いをもつことにしました。
お申込みなしにご参加いただけますし、ご都合に応じて会場の出入りはご自由です。
また、趣旨にご賛同いただける場合は出店をお願い致します。
では、会場でお目にかかりましょう。

具体的な内容については今後、多少の変更はあるかも知れないが、ほぼ次のように計画している。

日時 2015年5月17日(日) 13:00~17:00
場所 たかつガーデン 3Fカトレア
川柳フリマ 13:00~17:00
○出店料1000円
机1台分のスペースを60cm×180cmを提供・机2台希望の場合は2000円
出店の申し込みは4月30日まで(申込は小池正博まで)。
○入場無料 ご都合のよい時間帯にご来場ください。
○物品販売 あざみエージェント・川柳マガジン・邑書林・飯塚書店・三省堂ほか
○フリーペーパー・コーナーを1机用意します。フリーペーパーは当日ご持参ください(出店料無料)。参加者に自由にお持ち帰りいただきます。

開催時間帯であれば自由に出入りできる。また、川柳人だけでなく、短詩型文学に関心のある方なら、誰でも参加できるので多数ご来場いただきたい。入場は無料だが、受付で案内パンフレットをご購入いただければありがたい。
フリマと並行して展示・句集紹介・対談なども予定している。
まず、「雑誌でたどる現代川柳の歩み」として、次のような現代川柳誌を展示する。
「鴉」「天馬」「馬」「流木」「でるた」「縄」「無形像」「現代川柳」「せんば」「短詩」「森林」「海図」「鷹」「不死鳥」「川柳ジャーナル」「視野」「平安」「魚」「藍」「バックストローク」など。
 これらは非売品。川柳に関心がある方なら垂涎の同人誌のはず。実物は単なる古雑誌にすぎないが、私にとってはお宝の数々である。
 名前は聞いたことがあるが、実物は見たことがない雑誌が大半だろう。たとえば、「鴉」は中村冨二が発行していた川柳誌でガリ版刷。河野春三の「天馬」や「馬」。「川柳ジャーナル」以前の「海図」「鷹」「不死鳥」など。葉書川柳の「視野」。女性川柳の先駆けとなった飯尾マサ子の「魚」など、その時代の川柳人の息吹が伝わってくる。
14:00~14:30にパワーポイントを使って展示品の解説をするので、興味のある方は私の解説を聞いてください。

続いて14:30~15:30に、句集紹介・作者サイン会。
田口麦彦『新現代川柳必携』をはじめ、句集を紹介しながら、作者と読者が直接、交歓し
あうコーナー。
田口麦彦さんが熊本から来阪の予定。サインが欲しい方はどうぞ。
あと、句集の魅力を推薦者が持ち時間五分で語るコーナーなどを予定している。これは、
いま流行りのビブリオ・バトルの形式をまねたもの。ただし、バトル・投票はしません。
推薦句集・ゲストなどは現在交渉中なので、誰に会えるかわからないサプライズがあるかも。

16:00~17:00 「川柳をどう配信するか」は天野慶さんと小池正博の対談コーナー。
ネット短歌・ケータイ短歌・ツイッターなど、現代短歌の発信の仕方を紹介しながら、こ
れから川柳をどう配信していくことができるかを考える。
天野慶(あまの・けい)さんは歌人で「短歌人」所属。奈良市在住。「ケータイ短歌」番組スタート時からゲスト歌人として出演。著書に『百人一首百うたがたり』(幻冬舎エデュケーション)『百人一首・短歌・俳句』(ポプラ社)『だめだめママだめ!』(絵・はまのゆか 文・天野慶 ほるぷ出版)などがある。昨年7月の「大阪短歌チョップ」の企画にも参加していた方なので、短歌の発信の仕方についていろいろ尋ねてみたい。

この企画は「川柳カード」とは関係なく、私が個人的に計画しているものである。
スタッフを募集中なので、ご協力いただける方はご連絡ください。
また、出店ご希望の方は、店名と出店の意志表示をいただければ、机のスペースを用意し
ます。出店料は当日徴収。
あと、フリーペーパーについては当日会場に持参していただければ、展示させていただく。
出店料はいただかないが、無料配布となるのでご了解を。
会場は開催時間帯であれば出入り自由なので、ご都合のいい時間帯にきていただければ幸
いである。川柳だけでなく短詩型文学に関心のある方々にとって、人・物・情報の集まる
ひとつの場になればと思っている。
近いうちに専用ホームページを立ち上げる予定なので、情報はそこからも発信する。

主催 現代川柳ヒストリア(小池正博)
連絡先
〒594-0041 和泉市いぶき野2-20-8 小池正博
TEL・FAX 0725-56-2895

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