週刊「川柳時評」

2019年3月22日金曜日

「現代詩手帖」3月号

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遅ればせながら、「現代詩手帖」3月号を読んだ。 特集「これから読む辻征夫」。「辻征夫代表詩選」(松下育夫選)の中に入っている「かぜのひきかた」をまず引用したい。この詩は私も大好きな詩である。 かぜのひきかた  辻征夫 こころぼそい ときは こころが とおく うすくた...
2019年3月15日金曜日

短句七七句と自由律

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『芭蕉七部集』を読んでいると、はっとするほど美しい短句、思わず微笑を浮かべてしまうようなユーモラスな句に出会うことがある。たとえば次のような句である。 かぜひきたまふ声のうつくし    越人 能登の七尾の冬は住うき      凡兆 浮世の果はみな小町なり      芭蕉 ...
2019年3月8日金曜日

筒井祥文における虚と実

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筒井祥文についてはこの時評でも触れたことがあるが、次の祥文論がいちばんまとまったものである。 旧稿なので、データは以前のものだが、基本的な考えは変わっていない。 初出は「MANO」17号(2012年4月)。 筒井祥文における虚と実 小池正博 1 読みの衰弱 ...
2019年3月1日金曜日

彦坂美喜子『子実体日記』(思潮社)

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雑事が重なって二月は時評を更新できなかった。三月に入り、気分一新して時評に取り組みたい。 休んでいる間に読んだものの中から、彦坂美喜子の詩集『子実体日記 だれのすみかでもない』(2019年2月、思潮社)を取り上げることにする。彦坂は短歌誌『井泉』のメンバーなので、歌集かと思って...
2019年1月26日土曜日

「川柳スパイラル」大阪句会 (付)短句の四三について

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1月19日、大阪・天満橋のスピン・オフで「川柳スパイラル」大阪句会が開催された。 スピン・オフは歌人の岡野大嗣が運営しているスペースで、歌会・句会・落語のイベントなどに利用されている。20数名が入れる快適な空間である。 この日は24名の参加者があったが、川柳人だけでなく、川柳...
2019年1月20日日曜日

本間かもせりにおける七七句の再発見

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本間かもせりは以前から七七句に関心をもっていて、「川柳スパイラル」の会員欄でも七七の実作が多かったが、このところネットでも発信が目立っている。彼がツイッターで「#かもの好物」として七七句を募集したところ、64名、130句の作品が集まったそうだ。潜在的に関心のある人を掘りおこすこと...
2019年1月13日日曜日

川合大祐と川柳の仲間

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21世紀のはじめ、ゼロ年代最初のころの川柳作品はどのようなものだっただろうか。 手元に「川柳の仲間 旬」115号(2002年1月)があるので開いてみた。 「新旬招待21世紀の川柳」のコーナーに15人の川柳人の作品が10句ずつ掲載されている。そこから任意に抜き出しておく。 ...
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自己紹介

如月和泉
本名・小池正博。川柳人・連句人。句集にセレクション柳人『小池正博集』『水牛の余波』(邑書林)評論集に『蕩尽の文芸―川柳と連句』(まろうど社)がある。
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