週刊「川柳時評」
2023年11月29日水曜日
『起きられない朝のための短歌入門』
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「川柳は外向的でなければ生きてゆけないのである」とは渡辺隆夫の言葉だ。川柳は自分たちの世界に閉じこもっているだけでは刺激もないし発展性もない。同時代の短詩型諸ジャンルで起きていることには常にアンテナを出しておくことが必要となる。川柳に入門書がないわけではないが、評論や読みの分野が...
2023年9月22日金曜日
現代連句の40年
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日本連句協会の前身である連句懇話会が創立されたのは1981年のことだった。私の連句歴は約30年で、創立時のことは直接知らないが、昨年『現代連句集Ⅳ』の編集に関わって、現代連句史を振り返る機会を得た。 最近、山地春眠子さんから「杏花村」のコピーをいただいた。「杏花村」は、わだとしお...
2023年9月15日金曜日
『川柳EXPO』と文フリ大阪
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しばらく時評を休んでいるあいだに、ネット川柳の動きが加速している。 7月に発行した「川柳スパイラル」18号では「ネット川柳の歩き方」を特集した。この分野に詳しい西脇祥貴による労作で、Twitter(現在はXになっているが)、オンライン句会、オンライン講座、スペース、ツイキャス、川...
2023年8月4日金曜日
橋爪志保のネットプリント「千柳」
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橋爪志保のネットプリント「千柳」vol.3「ねこ川柳botの軌跡」が発行された(配信はすでに終了)。Vol.1「憂鬱の姫君」、vol.2「ドラムロールの肖像画」につづく三作目で、各100句ずつ発表され、10巻1000句を目標としているので「千柳」と洒落ているらしい。 ネットプリン...
2023年7月28日金曜日
あたかも俳諧師のように
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時評を更新できないまま、一か月が過ぎてしまった。週刊ではなくて月刊になりつつある。この間のことを日記風に書き留めておく。 6月〇日 「解纜連句会」に出席のため東京へ。会場は高円寺の庚申会館。別所真紀子さんの捌きでソネット二巻を巻く。関西では鈴木漠さんの方式でソネットが巻かれるこ...
2023年6月14日水曜日
川柳誌とネットプリント
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「触光」78号に第13回高田寄生木賞が発表されている。受賞は木本朱夏「白椿のひと―森中惠美子小論」、入賞は滋野さち「社会詠として時事を詠む」、北村克郎「川柳が今、おもしろい」、原田隆子「隆子流『江戸川柳』考」。 高田寄生木賞は川柳に関する論文・エッセイを募集する川柳界で唯一の賞で...
2023年6月2日金曜日
現代川柳の歴史を振り返る
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4月からNHK文化センター梅田教室で「はじめまして現代川柳」の講座を開いている。月1回第四土曜日の夜で、第1回「現代川柳とはどういうものか」、第2回「現代川柳の歴史を振り返る」まで終了。ここでは第2回の内容を簡単に述べておきたい。 現代川柳の出発点について定説はないが、戦後の現...
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