週刊「川柳時評」

2021年11月26日金曜日

ポスト現代川柳―「川柳スパイラル」13号

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「文学界」12月号、巻頭のグラビアページに平岡直子の短歌10首が掲載されている。「パラパラ漫画」というタイトルで、岡田舞子の写真とのコラボになっている。 花ひとつひとつの裏に小さな装置 踏切を待つあいだだけ  平岡直子 努力家を自称する全方向に全方向に落ち葉が降るの 平岡は『...
2021年11月19日金曜日

川柳の入門書

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今回は手元にある川柳入門書を紹介してみたい。現在書店では手に入らないものが多いが、古本や通販などで流通していると思う。 私が初心のころによく利用したのは尾藤三柳著『川柳の基礎知識』『川柳作句教室』(雄山閣カルチャーブックス)の二書である。前者は「川柳の成り立ち」(川柳史)にはじま...
2021年11月12日金曜日

こんな顔ではなかったかい?

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とりあえず今はダチョウに乗ってゆけ   樹萄らき 「あざみエージェント」(冨上朝世)が発行しているオリジナルカレンダーの2022年版1月の掲載句。応募作35名の中から6人の選者が佳作・準特選・特選を選び、さらにその中からカレンダーに載せる12句が選ばれている。掲出句は柳本々々選...
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2021年11月5日金曜日

連句の大会と川柳の大会

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10月30日 「紀の国わかやま文化祭2021」の「連句の祭典」吟行会のため白浜へ。JR白浜駅からバスツアーで、まず稲葉根王子へ向かう。熊野古道を本宮大社まで行くツアーで、ガイドさんも同行している。次の滝尻王子では熊野古道館の展示によって熊野古道の全体像が少し理解できた。古道館の横...
2021年10月29日金曜日

現代川柳クロニクル2005年~2011年

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ゼロ年代後半の出来事としては「セレクション柳人」(邑書林)の刊行が挙げられる。従来の川柳句集は自費出版や結社内で配付されることが多く、全20冊規模のシリーズとして書店の店頭に並ぶことはなかった。「セレクション歌人」「セレクション俳人」と並んで「セレクション柳人」が刊行されたことに...
2021年10月23日土曜日

現代川柳クロニクル2000~2004

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川柳の世界が句会・大会を中心に回っているということは、その時その場にいなければ何も分からないということなので、句会・大会の参加者には発表誌が届けられるが、その範囲を越えて情報が届くことはほとんどない。一種のタコツボ型、ガラパゴス化の世界なのであって、口の悪い中村冨二は糠味噌桶のな...
2021年10月16日土曜日

川柳の誌上大会

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短歌が流行っているという。10月14日放送のカンテレ「報道ランナー」でも〈「#短歌」18万件超若者に人気再燃のワケ〉として紹介され、田中ましろ、なべとびすこが出ていた。う~ん、本当に流行っているんだなと実感する。 コロナが少し落ち着きを見せているが、この一年半ほどの状況は川柳の...
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自己紹介

如月和泉
本名・小池正博。川柳人・連句人。句集にセレクション柳人『小池正博集』『水牛の余波』(邑書林)評論集に『蕩尽の文芸―川柳と連句』(まろうど社)がある。
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