週刊「川柳時評」

2020年10月30日金曜日

金築雨学の川柳

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金築雨学(かねつき・うがく)は島根県の川柳人。 雨学といえば次の作品がよく知られているし、私も真っ先に思い出す。 虫に刺されたところを人は見せたがる  金築雨学 説明は何もいらないし、むずかしい言葉はひとつも使っていない。なるほどなあと読む者を納得させる。『現代川柳の精鋭たち...
2020年10月23日金曜日

短歌がおもしろい(正岡豊『四月の魚』など)

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時評がきちんと更新できないまま時間が流れてゆく。何もしていなかったわけではないが、言葉にはまとまらない。この夏から秋にかけて入手した短歌関係の本について書いておきたい。 歌集がたくさん出版された。 まず正岡豊の『四月の魚』(書肆侃侃房)が現代短歌クラシックスの一冊として刊行され...
2020年10月16日金曜日

第14回浪速の芭蕉祭

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10月11日に「第14回浪速の芭蕉祭」がリモート連句で開催された。例年、大阪天満宮の梅香学院で行われているのだが、今年はコロナ禍のためオンラインで開催することになった。参加者は23名。関西・東京のほか会津・金沢・伊勢・鹿児島などからも参加があり、リモートなのでかえってご参加しやす...
2020年8月28日金曜日

片恋以外は平家に非ず―瀬戸夏子第三歌集『ずぶ濡れのクリスマスツリーを』

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残暑のはずなのに真夏日が続き、だらだらと過ごす毎日だが、瀬戸夏子の歌集『ずぶ濡れのクリスマスツリーを』が届き、緊張感が走った。『そのなかに心臓をつくって住みなさい』『かわいい海とかわいくない海』に続く第三歌集である。正岡豊の『四月の魚』が現代短歌クラシックスの一冊として発行される...
2020年8月1日土曜日

リモート連句体験記

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「大阪連句懇話会」は2012年2月にスタート。関西を中心とする連句グループである。大阪・上本町の「たかつガーデン」を会場とし、今年4月に第30回を開催する予定だったが、コロナ禍で中止となった。6月になって少し状況が落ち着いたので7月に再開する予定だったのが、第二波が来たので集まれ...
2020年7月24日金曜日

岡井隆と現代川柳の接点

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現代川柳が短詩型文学の読者の目に触れるかたちで取り上げられることは、従来少なかったのだが、岡井隆・金子兜太の共著『短詩型文学論』(紀伊國屋書店、1963年)はその貴重なケースであった。この本は岡井の短歌論と金子の俳句論から構成されているが、現代川柳に触れているのは金子の俳句論の方...
2020年7月10日金曜日

井上信子と女性川柳(新興川柳ノートⅡ)

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瀬戸夏子が柏書房のwebマガジンに連載している「そしてあなたたちはいなくなった」からは多くの刺激を受けているが、特に「女人短歌」の創刊をめぐって、北見志保子と川上小夜子について書かれた文章は興味深かった。 「彼女たちはなんども試みた。当然のようにそれは厳しい戦いだった。彼女た...
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自己紹介

如月和泉
本名・小池正博。川柳人・連句人。句集にセレクション柳人『小池正博集』『水牛の余波』(邑書林)評論集に『蕩尽の文芸―川柳と連句』(まろうど社)がある。
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