週刊「川柳時評」

2018年1月27日土曜日

「川柳スパイラル」京都句会と文フリ京都

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1月19日  国立文楽劇場で文楽初春公演を見る。 八代目竹本綱太夫五十回忌追善と六代目竹本織太夫襲名披露を兼ねた公演である。 竹本咲甫太夫を改め、竹本織太夫となる、その襲名口上は師匠の咲太夫がつとめた。歌舞伎では口上を本人もいうが、文楽では本人は黙って礼をしているだけである...
2018年1月12日金曜日

川柳を売るということ―文フリ京都をひかえて

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年末年始、ケーブルテレビでドラマの再放送を何本か見たが、その中で「重版出来」がおもしろかった。黒木華が演じる新米社員がコミックの出版社の編集部に配属され、漫画家の担当になったり書店を回ったりする。元気な彼女に影響されて、「幽霊」というあだ名のやる気のない営業担当が本気になってゆく...
2018年1月5日金曜日

「玄関の覗き穴」と「母性のディストピア」

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年末年始は「逃げ恥」の再放送や高麗屋三代襲名のテレビを見ていて、あまり本や雑誌を読めなかったが、管見に入ったあれこれを書き留めておきたい。 木下龍也と岡野大嗣の歌集『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』(ナナロク社)のサイン会、あちこちで開催されているようだが...
2017年12月29日金曜日

2017年・今年の10句

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今年もあと数日を残すのみとなった。 今年はどのような川柳作品が書かれ発表されたのか。 印象にのこった10句を挙げてみる。例年通り極私的なものであることをお断りしておく。 ソマリアのだあれも座れない食卓   滋野さち 川柳杜人創刊70周年記念句会(2017年11月4日開...
2017年12月22日金曜日

諸誌逍遥(2) ― 11月・12月の川柳・短歌・俳句

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ビル、がく、ずれて、ゆくな、ん、てきれ、いき、れ     なかはられいこ 「WE ARE!」第3号(2001年12月)に掲載された作品である。当時も話題になったが、いまこの句が再び評価されている。 「俳句界」12月号の特集「平成俳句検証」で「平成を代表する句」として筑紫磐井...
2017年12月15日金曜日

諸誌逍遥 ―11月・12月の川柳・短歌・俳句

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時評をしばらく休んでいるうちに、相手取るべき雑誌や句集がたまってきた。 川柳はそれほどでもないが、俳句や短歌は活発に動いていて多岐にわたるので、駆け足で見ていこう。 「川柳木馬」145号は今年9月12日に亡くなった海地大破を追悼している。 清水かおりの巻頭言、古谷恭一の「...
2017年10月27日金曜日

THANATOS ― 石部明没後5年

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石部明は2012年10月27日に亡くなったから、本日はちょうど没後5年に当たる。 川柳人の作品は作者がいなくなると同時に風化し、忘れ去られてゆくのが常であるが、石部の作品は没後も読み継がれ、語り継がれるだけの内実をもっている。 石部の作品を読み直すひとつの契機として、八上桐子...
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自己紹介

如月和泉
本名・小池正博。川柳人・連句人。句集にセレクション柳人『小池正博集』『水牛の余波』(邑書林)評論集に『蕩尽の文芸―川柳と連句』(まろうど社)がある。
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