週刊「川柳時評」
2021年4月30日金曜日
『杜Ⅱ』(杜人同人合同句集)
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「川柳杜人」は2020年12月に終刊したが、このたび杜人同人による合同句集『杜Ⅱ』(川柳杜人社)が発行された。同人9人の作品が各50句収録されている。一人一句紹介する。 巻の一水がきれいに澄んでいる 都築裕孝 輪郭はないが隣にいるみたい 浮千草 さよならが言えない...
2021年4月23日金曜日
歌人の書く川柳
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4月18日の朝日新聞朝刊「短歌時評」に山田航の「歌人が川柳に驚く訳」という文章が掲載されている。山田は「最近、若手歌人のあいだに現代川柳ブームが訪れている」と書いて、『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房)と「ねむらない樹」第6号を紹介している。「このブームの立役者は歌人の瀬戸夏子...
2021年4月16日金曜日
ポスト現代川柳の台頭―暮田真名・柳本々々・川合大祐
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×月×日 ネットプリント「いくらか」をコンビニで印刷。佐原キオと暮田真名の川柳が各20句掲載されている。どれもおもしろいが、二句ずつご紹介。 風のおかげでどんな無聊もよく燃える 佐原キオ 鼎談をする精神がなぜ白い 佐原キオ 代わりにテオと暮らしてあげる 暮...
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2021年4月9日金曜日
林ふじをと女性川柳のことなど
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前回、川合大祐との関連で樹萄らきのことに触れたが、川合が動画配信で荒井徹(2005年11月没)の名を挙げていたので、荒井の川柳を紹介しておく。 自転車で坂押してゆく吠えながら 荒井徹 寒いから二人でいよう鶴など折って 赤い靴履いて迷子に脱いで迷子に 仮の世にしては魂揺れすぎ...
2021年4月2日金曜日
俳句と川柳アーカイブ
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「ねむらない樹」6号の特集「現代川柳の衝撃」でひとりの作者が川柳と短歌の実作を並べているのが興味深かった。作者は川合大祐・暮田真名・柳本々々・飯島章友・正岡豊・初谷むいの六名。川柳五句、短歌五首が左右のページに取り合わせられている。まず川合の作品を一句・一首紹介しよう。 汐留で...
2021年3月26日金曜日
大阪川柳散歩
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コロナ禍で街に出ることが少なくなった。実際に行けないかわりに、想像のなかで文学散歩を楽しんでみたい。時空を超えて大阪の川柳ゆかりの地を訪ねてみる。 【心斎橋北詰・小島洋服陳列場】 心斎橋は長堀川にかかっていた橋だが、1960年代に川が埋め立てられて現在は明治の面影は残っていない...
2021年3月19日金曜日
読書日記(コロナ禍の短歌と俳句)
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3月×日 笹川諒の歌集『水の聖歌隊』(書肆侃侃房)を読む。2014年から2020年までの短歌を収録した第一歌集である。 椅子に深く、この世に浅く腰かける 何かこぼれる感じがあって 笹川諒 巻頭の一首で、読者をこの歌集の世界へといざなう作品になっている。椅子に深く腰かけること...
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