週刊「川柳時評」
2021年3月12日金曜日
連歌三賢と七賢の間にて(梵燈庵主)
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昨日3月11日は東日本大震災から10年の節目で、新聞やテレビでもさまざまに取り上げられた。この10年間に震災の川柳はいろいろ書かれたが、『はじめまして現代川柳』に掲載されている震災句を二句挙げておく。 きかんこんなんくいきのなかの「ん」 佐藤みさ子 春を待つ鬼を 瓦礫に探さねば...
2021年3月5日金曜日
女性の川柳作品について(続)
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瀬戸夏子の『白手紙紀行』(泥文庫)が発行された。「現代短歌」に連載されていたものが文庫サイズにまとめられていて読むのに便利である。読書日記ということだが、時評でもありアクチュアルで刺激的だ。読みながらこの数年の短詩型文学の動きを改めて思い出した。「井泉」創刊80号は2018年3月...
2021年2月26日金曜日
女性の川柳作品について
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和歌の世界では女性の作者の歌が古代から連綿と続いているが、『菟玖波集』を読んでいて女性の連歌作者の存在に目の覚めるような思いがした。 もえわたる夜中の螢をしるべにて みさをに物やおもひみだれん 後深草院弁内侍 あしの根のうき身はさぞとしりながら 後深草院少将内侍 ...
2021年2月19日金曜日
親句と疎句の感覚
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今年は2月2日が節分、2月3日が立春だったが、その立春の日にネットで「連句新聞」が立ち上げられた。高松霞と門野優が昨秋から計画していたもので、立春の日に公開されたのは「春号」ということ。10グループの連句作品とトピックス「ひらがなかせん」が掲載されている。季刊になるようで、次号は...
2021年2月12日金曜日
吉松澄子と杉野十佐一賞
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第25回杉野十佐一賞の大賞を吉松澄子が受賞した(「おかじょうき川柳社」ホームページ)。受賞作は 風船がハーイと言えば空ですね 吉松澄子 題は (^O^)/ という絵文字である。応募者は作句にとまどったようだが、この絵文字は「ハーイ」という意味らしい。吉松は巧みに句に詠み...
2021年2月5日金曜日
短歌と川柳の交流、新しいステージへ
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短歌ムック「ねむらない樹」6号に第三回笹井宏之賞が発表されている。大賞は乾遙香「夢のあとさき」。全50首のうち3首紹介する。 飛ばされた帽子を帽子を飛ばされた人とわたしで追いかけました 乾遙香 わたしとの無言の時間に耐えかねた男の子がかけてくれる音楽 わたしがいたことしか覚え...
2021年1月29日金曜日
川柳の徹夜句会
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大学の講義のオンライン化に伴い、学生のやる気が低下しているという新聞記事を読んだ。授業もリモートが多くなって、学生の学ぶ意欲が盛り上がらないのだろう。ナマの会話に比べてリモートではコミュニケーションがとりにくいし、たとえ講義のクオリティが高くても、人は雑談などの機会を通じて意欲が...
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